院長ブログ
口腔感染症
歯にその機能と寿命を全うさせるためには、細菌の歯髄および歯周組織への感染を防がなければならない。
いったんこれらの感染を許した歯の保存治療は、日常臨床で日常多く遭遇するが、たいへんに厄介なものであり、口腔細菌学的知識とそれに裏づけされた技術を習得しなければ完全な治療はのぞめません。
歯髄への感染は、う蝕(虫歯)に起因することが最も多く、その他、外傷や歯科治療時の切削などにより歯髄が直接口腔内に露出して唾液に触れたとき、あるいは血流を介して根尖孔または歯周ポケットから側枝根管を通しても歯髄感染は起こることがあります。
その経過は、一般の感染と同様に、感染した細菌の菌力と宿主側の抵抗力により左右されるが、感染の進展の様相は、感染歯の解剖学的形態が感染の経過と型を決めるのに重要な役割を果たします。
以上のようなことを考えると、顕微鏡による歯科治療が必要となります。
当然、一人当たり一回の診療時間も長くなります。
第8回 LSTR療法学会 学術大会・総会に参加
3mix-mpを使用した治療に関しての学会である。
正会員数 2008年3月 296名
2009年8月 209名↓(-87名減) 全国で歯を何とか保存しようとしている歯科医師数。
これに対して、インプラント学会の会員数は10,000人を超えている。
この差は何を意味しているのだろうか???
教育講演⇒ 万事を尽くして・・・・・・「待つ」
というテーマで、星野悦郎先生、宅重豊彦先生が講演された。
治療に万事を尽くす、というのは理想であるが、そう簡単なことではない。何をもって「万事」とするか、その基準が難しい。
LSTR 3Mix-MP療法では、術直後に治療前に見られた症状が消えない症例はそう少ない数ではない、と報告されている。病巣の修復に時間がかかるからである。(冷水痛・治療した歯がしみる等)
「万事を尽くす」手段として、 ①薬剤の保存方法
②薬剤の調整法
③適切な貼薬法
④密閉法 を学会として明確にしている。
しかし、ラバーダム防湿や顕微鏡(マイクロスコープ)の使用は、推奨していない。
そして全て肉眼での処置である。
当医院では、「万事を尽くす」の精度を向上させるために、ラバーダム防湿やマイクロスコープを使用して治療にあたっています。
最後に現時点で 3Mix-MP法R治療は、
①保険ではみとめられていない。
②歯科保存学会では保存領域での治療技術として容認
することは難しい。
となっております。
はしもと歯科の治療方針
はしもと歯科では、生涯にわたって自分の歯で食べられることを目標にし、皆様の大切な歯を残すために
十分な時間をかけて治療を行います。
歯の寿命を短くするもの
→その原因の大部分は、歯磨きではなく小さな虫歯の段階に行われる基本的な治療に
十分な時間をかていない肉眼での歯科治療なのです。
だから、一本の歯の詰め物・被せ物・神経の治療・歯周病の治療・入れ歯の治療など
患者さんが歯科医院へ行く主な目的の基本的な治療に、どれだけ時間と手間をかけたかで
歯の寿命が決まってきてしまいます。
残念ながら今の保険治療では、大切な歯を残すために必要だと考えられる歯科器械(顕微鏡)・材料
薬剤(3-mix)・時間・手間・技術は含まれていないのです。
「機能する歯」再生可能 世界で初めて実証!
マウスを用いた研究により世界で初めて実証した。
再生した歯が正常に崩出、成長しただけでなく、物を噛める強度とともに正常な歯根膜機能、神経線維による
刺激応答までも確認。
研究者の間では歯を他の器官、臓器に置き換えても成り立つものと考えられており、臓器置換再生医療の
先駆的分野として、歯科に止まらず注目が集まっている。
(日本歯科新聞)
このように最先端の研究は、当然顕微鏡を使用し、病理組織学的に行われている。
我々一般開業医の歯医者も、虫歯に関しても肉眼での患者さんへの説明では、当然不十分であることを
認識しなければならない!
最低限、顕微鏡(マイクロスコープ)の使用と、その世界を頭に入れた説明でなけらばならないと考えて
日々の治療に取り組んでおります。







