顕微鏡による仮歯の作製

最終的なセラミッククラウンを作製するため、仮歯(プロビジョナルクラウン)を
顕微鏡(マイクロスコープ)にて精密に適合させます。
歯肉の下の適合を重要視しています。
肉眼では見えない世界です。


歯肉を押し上げて歯と仮歯(プロビジョナルクラウン)の適合をチェックします。

ただ単に見た目だけの仮歯とは全く異なります。精密歯科診療です。
これで歯肉の回復と反応を診断します。

”保険が利かないから自由診療”という簡単なものでなく、保険にはない技術の評価での
自由診療と理解してください。

麻酔なしでの無痛治療

歯石の除去(スケーリング)を麻酔なしで行いました。
すべて歯科衛生士がおこないました。

歯周外科など全く行っておりません

4週間後に歯肉の腫脹が改善されました。

当医院の歯科衛生士の技術と経験そして、患者様の協力によりこのように改善されました。
患者様に大変感謝しております。

誰でも治癒能力があるものと考えて診療しています。

顕微鏡(マイクロスコープ)による再治療

他の歯科医院にて根管治療が終了した患者さんの再治療!
保険での治療のためゴムのフタが詰められています。

ゴムなので簡単にはずれます。
もちろん、口腔内細菌も再感染しています。

顕微鏡にて除去してみると、
大きな穴が根の入り口です。ピンク色のものが神経治療した後に詰めるゴム状のものです。

その周囲から淡白色状の膿が出ているのが見えます!
肉眼では見えない部分です。

保険診療で歯を治したいと思っていても・・・・
痛みなどの症状が無ければ冠をかぶせても認められるのです。
いずれは、痛みが出れば抜歯という運命になるでしょう!

保険診療は、大切な患者さんの歯が良くなって初めて、歯科医師が国から報酬をもらえるのではなく、
治療?を行った行為に対しての費用なのです!
つまり、麻酔をしてたくさん削ってたくさん金属を入れ、たくさん抜歯をしたほうが収入になるのです。

歯を残そうとする治療は、保険点数が無いし認められていません

歯を医療として本当に残そうとしている先生は、数が少ないのが現状です。私が歯科医でもなかなかめぐり会えません!
宝くじが当たるようなものかもしれません・・・・?

手術用顕微鏡(マイクロスコープ)に使用するオリジナル器具の試作完成

以前、発注したオリジナルの治療器具の試作品が届きました。

早速、顕微鏡にてチェックし虫歯の治療に使用してみました。
すばらしいく良くできています。しかし、まだ改善点はあるようです。
今後、さらに使用して精度を高めていきたいと思います。

なにしろ、顕微鏡で見える世界は治療のレベルが数段向上し、
患者さんへの侵襲が少なくなり、歯を保存できる確立が高くなるのですから!

歯医者が最も解らず苦手とする「かみ合わせ!」

皆様が、・歯科医なら当然知っていると思うこと
      ・いまさら全然疑問に思わないこと
      ・そんなことウソでしょ!と驚いてしまうこと

それは、「歯科医のほとんどがかみ合わせ(噛み合わせ)が解らない!」 という事実です。

歯医者がかみ合わせが解らなくてどうするの?という、声が聞こえてきますが、残念ながら
本当なんです!

ここでいうかみ合わせとは、普通にカチッと噛んであたれば良いという」単純なものではないのです。

アゴは3次元的に自由に動くのです。だから物を噛むこと(咀嚼)ができるのです。

この3次元的な動きを一度も見ずに、勉強をせずに大学を卒業しているのです。
私自身もそうでした。

数年前まで噛み合わせの調整は、大学で勉強してきた内容で調整してきました。
すなわち、
   「噛んで下さい!高くないですか?」
   「左右に動かしてください」       そして、削る という感じです。

これで、”うまく噛める”と信じてきました
そのように教わってきたのです。

しかし、実際は食事をするときは、そんな動きはしていなかったのです

 「ナソヘキサグラフ」という歯科で最も高精度の顎運動解析装置で分析することができるようになり
咀嚼時のアゴの動きが証明されました。

3次元6自由度の動きを初めて見たときは”唖然”としました。

自分の咀嚼時の動きが見れるのですから! ビックリ!です。

歯を守るために

残念ながら我々歯科医が治療に使用している器具は、ほぼ全て肉眼で治療するように作られた器材ばかりです。
歯を削合する器具を肉眼で見ると

顕微鏡(マイクロスコープ)では、

表面にダイヤモンドの粒子が付着しています。
これで歯を削っているのです。バリバリと! 痛いわけです。
しかも、何十万回転という高速で!
皆、歯医者に行くのが嫌なのは当然です。私も行きたくはないです。

でも、痛くなく治療できますよ!  安心してください!



麻酔はせずに痛くなく治療できました。

そして、精密な型を取り模型にてチェックします。
まずは肉眼にて、

そして、顕微鏡(マイクロスコープ)にてチェック1

明瞭に、歯の断端と歯肉との境が確認することができたのでOKとします。

これで,初めて歯科技工士さんに作製してもらえます
ホッとするときです。

肉眼とは別世界!歯科医の差が明確に分かれる世界!

今でも、歯科治療を肉眼で受けていたら・・・・!
何の疑問も持たなかったら・・・。
そして、説明も受けていなかったら
                     それはあとで後悔するかもしれません??

例えば千円札を肉眼で見たら

この世界での虫歯治療歯磨き指導を受けているのです。
しかし、顕微鏡(マイクロスコープ)で観ると

こんな世界です。
1000yenのYの中の文字も見えてしまいます。
この世界を頭に入れて歯科医は議論する必要があります。

しかし、細菌は約1ミクロン(1000分の1ミリ)です!
さらにそのうえです。

そうすると、 どんな治療が良いのか?
         どんな修復物が良いのか? 
         虫歯にならないためには?  
         歯周病の予防は?    etc
いろいろ考えることが変わってきます。
そして、限界もみえてきます。

では、どうしたらよいのでしょう?
当医院にてご説明させていただきます
                           予約お待ちしております。        
       

麻酔なしでの虫歯治療

これも麻酔なしで虫歯治療
数年前なら当然迷うことなく麻酔をしていたケース。

精密な型どりをするために、歯の周囲に絹糸・フロスを巻いて歯肉と歯を分けます。
もちろん、麻酔はしません。

ハイブリットレジンにて修復します。

接着性レジンセメントにはこれだけのステップがあります。

精密な治療ですから十分な予約時間が必要となります。
しっかりと確実に、大切な患者さんの歯を治療させていただいております。

以上のような行程を、
たとえ一本の歯でも集中して治療するので大変に疲れます。

麻酔をしないで痛くなく無痛で治療するコツは集中力と、治したいという思い、そして
患者さんの立場に立つことだと考えています。

しかし、妥協してしまったらそれ以上の治療技術の向上はありえません
毎日がそれの繰り返しです。